「ヒッキー・カンクーントルネード」2015ツアー
作・演出:岩井秀人
出演
田村健太郎 岡田瑞葉 後藤剛範 平原テツ / チャン・リーメイ
2015年7月3日[金] - 7月5日[日]@ 三重県文化会館 小ホール
2015年7月8日[水] - 7月9日[木]@ 穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース
2015年7月11日[土] - 7月12日[日]@ 大垣市スイトピアセンター 文化ホール
2015年7月16日[木] - 7月17日[金]@ 長久手市文化の家 風のホール
2015年7月19日[日] - 7月20日[月·祝]@ 伊丹市立演劇ホール AI・HALL
2015年7月26日[日]@ ひたちなか市文化会館 小ホール
2015年8月1日[土] - 8月2日[日]@ 小田原市民会館 大ホール舞台上特設舞台・客席
2015年8月8日[土] - 8月9日[日]@ 妙高市文化ホール 大ホール舞台上特設舞台・客席
2015年8月22日[土] - 8月23日[日]@ アルカスSASEBO イベントホール
2015年8月29日[土] - 8月30日[日]@ 茅ヶ崎市民文化会館 大ホール舞台上特設舞台・客席
今となっては、当時僕がひきこもりだったことと、この作品がどう関係してるのか、良く分からなくなっているのですが、とにかくこの作品は手を変え品を変え、俳優を変え、場所を変え、色々やっているのに、全く飽きずに稽古をやれる不思議な作品です。飽きるどころか、こないだやった再演でも大きな発見があり、作品として大きく前進しました。いつも思うのですが、これこそ、ハイバイという劇団を見たことがない人に、是非見て欲しい作品だと、思っています。見たことがある人も、その変化を見に来て欲しいですし。
それにしても、ここまで何度も再演する作品とは、一体なんなのでしょう。現実の僕は僕で今の生活を6割2分くらいの満足度で生きていて、その上で、ひきこもりだった自分がもし、あのままこもっていたら、ということを何度も自分の目の前に浮かばせては消し、浮かばせては消しということを繰り返し、もしやその無限ループをし続ける自分を、この作品の登美男に肩代わりさせているのかもしれない。あのまま引きこもり続けていたもう一人の自分が「あれなりに貫いたとしたら」ということを、いつか見ようとしているのかもしれません。
(岩井秀人)
スタッフ
舞台監督/谷澤拓巳 舞台監督助手/吉村彩香 舞台美術/秋山光洋 照明/松本大介 照明操作/和田東史子 三浦詩織 音響/中村嘉宏衣裳/小松陽佳留 宣伝美術/土谷朋子(citron works) 宣伝写真/平岩享 WEB /斎藤拓
制作/三好佐智子 (quinada) 富田明日香(quinada) 製作協力/ハイバイ quinada
協力/ Love&Light 国分寺大人倶楽部 至福団 松本デザイン室 une chrysantheme
助成/一般社団法人全国モーターボート競走施行者協議会、一般財団法人地域創造、公共ホール演劇ネットワーク事業