「ハイバイ オムニ出す」
作・演出:岩井秀人
出演
落「落語:男の旅 夏子編」
夏目慎也(東京デスロック)・高橋周平
師岡広明・坂口辰平・石澤彩美
常「いつもの:ヒッキー・カンクーントルネード」
岩井秀人・端田新菜(青年団)・平原テツ・川田希・坂口辰平
星「SF:輪廻TM」
岩井秀人・金子岳憲・師岡広明
仏「フランス:コンビニュ または謝罪について」
篠田千明・永井若葉・師岡広明・坂口辰平
2006年7月15日[火]〜7月20日[日] @ リトルモア地下
ハイバイ初のオムバス的公演。
「岩井が都内各地で見た古今東西世界中の演劇をやってみる」
というコンセプトにより、
「落(落語)・星(SF)・常(いつもの)・仏(フランス)」
の、四つの短編を上演。
落「落語:男の旅 夏子編」
落語を一回だけ生で見た岩井が
「あらゆる演劇の始まりは、『お喋り』であり、
その中に出てくる登場人物を演じるのが俳優。」
というコンセプトで、一人二役、一人三役、いや、一人四役までやり、しかも逆に二人一役もやりつつ、風俗街にやってきた野郎共4人組の心温まる話をお披露目。
常「いつもの:ヒッキー・カンクーントルネード」
毎年恒例の「ヒッキー・カンクーントルネード」の08年度板をこちらで。主人公の登美男を岩井秀人が演じ、黒木、圭一に新キャストを迎えてのとうとう5回目の上演となった作品。円熟期。
星「SF:輪廻TM」
イキウメの作家、前川知大の名著「輪廻TM」を拝借し、ハイバイの岩井と金子、常連の師岡広明を迎えおよそハイバイに似つかわしくない「輪廻」「死後の世界」「タイムマシーン」「仏教」といったキーワードやシチュエーションに、あえてハイバイメソッドで飛び込んだ作品。
仏「フランス:コンビニュ または謝罪について」
都内でフランス人演出家の作品を見た岩井が
「いわゆる台詞やシチュエーションや役人物の葛藤を、その他の色々を、
いつもより大分身体的にやってみたい」
と、曖昧コンセプトを頼りに作ったプログレッシブ演劇。
台本は親族代表に書き下ろした「コンビニ または謝罪について」
タイトルもフランスなので「コンビニ」から「コンビニュ」へ。
快快の篠田千明を迎え、さらなる高見を目指しコンビニから宇宙へ。
スタッフ
照明 / 松本大介(enjin-light)
音響 / 長谷川ふな蔵
衣装 / mario
小道具 / T-BOY坂口
宣伝イラスト / 岩井秀人
宣伝美術 / 土谷朋子(citron works)
制作 / 三好佐智子